種徳会NEWS 鯨井会計メールマガジン 2023年8月号

盛暑の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

平素は格別のご高配を賜り、心から感謝いたしております。

8月号を担当させていただきます株式会社鯨井会計　野澤聡と申します。

まだまだ、暑さが残る中皆様いかがお過ごしでしょうか？

暑いのが比較的好きな私は、まだまだ暑い中での業務を楽しんでおります。

さて、8月は種徳会の研修視察旅行に行ってまいりました。

その中で特に印象に残った滋賀県大津市にあります、株式会社大木工藝様とル・クロ流の黒岩氏の企業感と福祉×飲食について少し書かせていただきます。

大木工藝様は、『自然から学び、自然に還すをモットーに安全で豊かな21世紀の地球環境を守ります』ということで、汚泥などを炭化環境事業に取り組んでいます。

アクリル樹脂の廃棄物は焼却すると大量の黒煙が生じるため、クリーンな処分方法が必要となり、その処分方法に関して龍谷大学と共同研究を行うことで廃棄物を炭化する解決策を得て、摂氏1,600度以上で焼成することで高密度で熱導電性が高い高機能炭素素材を共同で開発をいたしました。この開発をきっかけに炭素を用いた経営に転換し、現在では多くの大学と共同研究することで研究や開発に取り組むようになったようです。

いま、世界は脱炭素・カーボンニュートラルに向け前進しています。企業はCO2削減対策をしないと生き残れないとも言われており、SDGsなども世界的な言葉として皆様もご存知かと思います。
環境大臣も視察に来たことがある大木工藝様の社長様も、ここまでの開発やノウハウは並の努力ではいかず企業として収益を上げなくてはいけないジレンマとの戦いであったともお話しされていました。一緒に参加されたお客様も真剣に耳を傾け、企業として行うべき行動はすごく刺激を受け、今後の事業展開の糧となったと感じました。

次に、オーナーシェフでもある黒岩功氏が育んできたル・クロ流の「おもてなし」についてですが、日々共に考え・共に成長を続けておられ、福祉×飲食だけでなく、福祉×飲食×農業といった今までにない考えを現実的に行ってしまうことに鳥肌が立ちました。
サービス業で人手不足といわれている中、黒岩氏の発想と従業員に対する思いは、言葉ではうまく表現できないのですが、もっともっと詳しく見てみたいと感じました。

このような、視察研修は、今後のかけがえのない財産となり、関与先の皆様にも大いに今後参加していただきたいと感じ有意義な時間を過ごせました。
そして、皆様の経営にも少しでもお役に立てるよう日々精進し、知識習得に励み邁進してまいりますので今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。