2023年新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
昨年は格別のご愛顧賜り、誠にありがとうございました。
さて、現在私たち中小企業の経営はより一層厳しい環境に置かれているのではないでしょうか?主にその要因を分類してみますと以下の3点があげられます。
1.ロシアによるウクライナ侵攻や円安の進行による物価高騰
ロシアのウクライナ侵攻により、ロシア産の資源に対する輸入規制やウクライナの農産物の輸出が滞ることにより、現在世界的に物価が高騰しております。また日米の金利格差の拡大による円安も輸入材の価格高騰を招いております。これらの原因による物価高騰は中小企業の経営悪化を招いております。
2.少子高齢化の進行による労働者の確保の困難性
日本における少子高齢化の進行はますます深刻となっております。そこには年金制度の問題や老後の生活資金の問題などもありますが、私たち中小企業の経営者にとって深刻なのは、働き手の人口の減少です。退職年齢の引き上げや子育て世代の女性が働きやすい就業規則の見直しなどいろいろな対策が必要であると感じております。
3.制度改正による企業の業務負担の増加
現在インボイス制度の導入や電子帳簿保存法の導入が決定しております。例えばインボイス制度に対応するためには新しい請求システムやレジの導入が必要となります。また相手から発行された請求書や領収書を確認したり帳簿に整理する手間も増えてくることが予想されます。電子帳簿保存法も保存する形式の検討や、検索システムを完備したシステムの導入が求められます。すなわち制度改正に伴うシステムの構築や事務作業の増加に効率よく効果的に対応することが必要となるのです。
以上のような経営環境の変化に対応するお手伝いをするために、本年鯨井会計グループは以下のことに取り組みます。
1. 年々激化する経営環境に対応するための経営支援業務の拡充と提供
2. 従業員の採用や定着に資する社員研修や福利厚生サービスの支援
3. インボイス制度や電子帳簿保存法などの改正への的確な対応支援
「地元企業と共に生きる」の経営理念の下、皆様方の経営によりそう業務の提供を心掛けてまいりますので、本年も相変わらぬご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
税理士法人YGP鯨井会計
鯨井 規功